【随時更新】フェミニズム・ジェンダー系を中心におすすめ本をご紹介!(お勉強編)
こんにちは、もにかです。
私が読んでみて「これはいい!」と思った、ジェンダーや性暴力などに関連する本を中心におすすめ本をご紹介してまいります。
随時更新するので、「なんかいい本ないかな〜」と思ったらぜひ覗いてみてくださいね!
この(お勉強編)では、フェミニズムやジェンダー関連で勉強になるおすすめ本をご紹介していきます。
「日本で性暴力なんてほとんどないだろう」そう思う人にこそ読んで欲しい1冊
元TBSジャーナリストからのレイプ被害を告発し、性暴力の被害者が救われる社会を築き上げるために闘う伊藤詩織さんの著書。
スウェーデンの発生率が、なぜ他国と比べてこんなに高いのかと言えば、スウェーデンではレイプは起こった回数で一件とカウントされるからだ。
レイプが深刻な社会問題となっているインドも2.6件。つまり発生数が低いのではなく、届け出そのものが少ないと考えられるのだ。
取材やデータを元にした考察も多く、「日本で性暴力なんてほとんどないだろう」「もし被害に遭っても日本なのだから、警察や司法はもちろんちゃんとしているだろう」 と考えている人にこそ、ぜひ読んでほしい1冊。
今まで想像もできなかった苦しみを知り、またこの苦しみが想像以上に多くの人の心の中に存在していることを知った。同じ体験をした方、目の前で苦しむ大切な人を支えている方に、あなたは一人ではないと伝えたい。
優しい言葉でフェミニズムを語る。全人類必読の1冊。
フェミニスト、フェミニズムって聞くと「なんかこわそう」「なんかめんどくさそう」そう思っている人も結構いるのでは。。
そんな人にこそ、ぜひ読んでほしい1冊!難しい言葉も出てこないし、2,30分もあれば読めますよ!
そうこうするうちにわたしは「男嫌いではなく、男性のためではなくて自分のためにリップグロスを塗ってハイヒールを履く、ハッピーなアフリカ的フェミニスト」ということになっていました。
わたし自身の、フェミニストの定義は、男性であれ女性であれ、「そう、ジェンダーについては今日だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、もっと良くしなきゃ」という人です。
女も男も、私たち「みんな」で良くしなければいけないのですから。
著者のチママンダさんのTEDのスピーチ(本はこのスピーチに加筆したもの)はユーモアに溢れていて、でも核心を絶対に逃さない。聞いている人の心に深く問いかけるチママンダさんのスピーチは本当に素敵で必見です!
We should all be feminists | Chimamanda Ngozi Adichie | TEDxEuston
とにかく、この本大好き!!
「男はこう、女はこう!」から解放されたい!そして壊していきたいあなたのための1冊!
ジェンダー観の刷り込みや押し付けによって苦しむのは女性だけではありません。「男らしさ」に縛られ苦しい思いをしている男性。そして、それによってさらに傷つけられる女性。その苦しみから全ての人を解放したい。そんな思いが詰まっています。
だから、男も女も自由になっていいと、もう言わなきゃいけないのです。それは弱音を吐くことでも男を降りることでもなくて、「私たちには人間らしく生きる権利がある」「どんな生き方も選べる社会が、一番豊かな社会だ」という、ごく当たり前のことを言うってことです。冷静になって考えてみましょう。会社に全人生を預けて、定年後に抜け殻のようになって生きるよりも、会社以外にもいくらでも人生のステージがあるほうが、はるかに逞しいことではないですか。
「ここは賛同できる。ここは全く分からない」がいっぱいな一冊
フェミニストと一口に言ってみても、その考え方は本当に人それぞれ!香山リカさんと北原みのりさん、それぞれが考えるフェミニズム、そしてオタク文化について 逃げずに語りきったその勇気を称えたい!
「性の商品化」「表現の自由」この問題、よく衝突が起きてますよねー!この問題についてのお二人がどんな風に考え、そしてどんな風に迷ってきたのかを書き尽くしてくれています。
この本は「ここは賛成できるけど、ここは全然私と考え方ちがうなー」そんな風に読みました。まぁ、あんまり偏見持たずに一回読んでみてよな1冊です。